八女市9月に開催されます「あかりとちゃっぽんぽん」のまつりをご紹介します。公式サイトです。ぜひ9月八女福島へ、まつりに遊びにお越しいただければ幸いです。

2019年、燈籠人形公演内容

燈籠人形

●八女福島の燈籠人形公演

八女提灯で照らされた舞台に響く、三味線やお囃子の音。艶やかに舞い踊るからくり人形が、幻想的な世界へと誘います。国の重要無形民俗文化財にも指定された、貴重な公演です。

9月21日(土)~23日(月祝)
13:30、15:00、16:30、19:00、20:30の1日5回公演

口あけ公演は、9月20日(金)20:00 

場所:福島八幡宮境内
芸題:薩摩隼人国若丸厳島神社詣
主催:八女福島の燈籠人形保存会

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最終日の最終公演(千秋楽)のみ、通常は板や障子で遮られて見えない一層や二層の楽屋、三層の囃子場が全て開け放たれて上演されます。お見逃しなく。
 
 

●芸題「薩摩隼人国若丸厳島神社詣」

公演時間:約30分程度

〜人形のお役どころ〜

弁財天(横遣い人形)
七福神の一柱としてお馴染みの神様。厳島神社と弁財天の関わりは深いとされています。
物語の中では、国若丸たちを迎え入れ願いを聞き入れます。
 
島津国若丸(飾り人形)
薩摩の若君。厳島神社に祈願成就のために詣でます。
※舞台上では動きません。
 
新納武蔵守(飾り人形)
薩摩の家老。国若丸のお供として、一緒に旅をします。
※舞台上では動きません。
 
国若丸 従者(下遣い人形)
舞台後半、刀を奉納する動きに注目です。
 
弁財天 召使い(横遣い人形)
 

〜ものがたりのあらすじ〜

江戸時代のはじめ、薩摩国大守の若君・国若丸が戦の勝利とお家の安全を祈願するため、家老の新納武蔵守を従え、安芸の宮島に鎮まる厳島神社に詣でました。主従二人がその情景にひたっていた時、海中から五色の水柱が立ちのぼり、現れたのは厳島の尊い神の御姿でした。驚き喜ぶ両人をさらに祝福するかのように、雅楽の調べとともに麗しき弁財天も現れました。国若丸と武蔵守は、神様のやしろに祈願のために用意していたお供えを捧げ祈願成就をお願いします。厳島の神は戦での勝利を、弁財天はお家の安泰を約束するかのようにともにご神霊を現したのです。厳島の神威に感謝した主従は喜び、感謝して薩摩への帰路につきました。
 

〜みどころ〜

神のやしろに、国若丸の従者が刀を奉納します。刀が下からぐぐっと出てくるその動きは、下遣いの操作です。下遣いは、舞台の下から6人で一体の人形を動かします。見上げて操作するので体力を要します。その下遣い人形・国若丸の従者の奉納シーン。奉納刀を上手く三方にのせることができるか。今回の見どころであり、人形遣いの腕のみせどころです。ぜひご堪能ください。
 
 

●舞台の内部はどうなっているの?

<狂言方>
人形の遣い手と囃子方の呼吸を合わせるのが狂言方です。 舞台上下層でお互いが見えないなかでも、狂言方の拍子木で間合いを整える、大事な役割です。

<唄・囃子方>
物語を語る唄、情景を演出する三味線、場面に彩りを添える鼓、など。仕切り太鼓の絶妙な間合 いに合わせて、それぞれが掛け合うお囃子が聴きどころです。人形の動きに合わせて進めるので、 生演奏でおこないます。

<横遣い>
左右それぞれ6人で動かします。舞台袖の離れた所から、細やかな操作をするのはとても難しい 技です。なかでも人形が左右の橋を渡る「送り渡し」は、横遣いの見せどころ。左右の横いの息 の合った操作にご注目あれ。

<後見役>
子どもたちが交代で舞台脇から人形の動きを見守ります。かつては人形の衣装を直したり、舞台 上の手助けをするのが役割でした。

<下遣い>
舞台の下から見上げて6人で一体の人形を動かします。

<衣裳方>
衣裳の早変わり「素抜き」など、人形の衣裳や髪などを整えるお世話役です。