八女市9月に開催されます「あかりとちゃっぽんぽん」のまつりをご紹介します。公式サイトです。ぜひ9月八女福島へ、まつりに遊びにお越しいただければ幸いです。

歴史と伝統の技を発信する!八女伝統工芸館

まつり見どころ

八女福島仏壇、八女提灯、八女石灯ろう、八女手漉き和紙、八女竹細工、八女和こま、八女矢、八女すだれ、久留米絣、桶、刃物、線香、木工品、焼物、節句人形、釣り竿。

他に類を見ないほど、八女にはたくさんの伝統工芸があります。それらを一堂に会し、紹介しているのが「八女伝統工芸館」。

八女にはなぜ伝統工芸が多いのか、そして伝統工芸の将来は…?

 

お話しいただいたのは、館長の井上啓時さんです。

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八女の伝統工芸を発信する!八女伝統工芸館とは

江戸時代に商工業が栄えた八女には、じつに様々な伝統工芸が残っています。

その伝統工芸をきちんと守るとともに、伝統工芸の町・八女をアピールして、伝統工芸を次世代につないでいこうというのが、この「八女伝統工芸館」の目的です。

工芸館の中には、様々な伝統工芸が展示紹介されているほか、週末を中心に職人さんたちがそれぞれの技術を実演で見せてくれます。

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今日は、竹細工職人さんの荊尾さんが来てくださっています。

八女は、日本有数のたけのこの生産地でしょう。それで昔から竹細工が盛んだったんですよ。

昔は、農作業の道具や台所用品などを竹で作っていましたからね。今はプラスチックになってしまって、竹職人さんは八女でもめっきり見なくなりました。

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伝統工芸館では、八女の手漉き和紙を自分で作る体験なども行っており、オリジナルのハガキやう
ちわなどを作っていただくこともできます。

八女の手漉き和紙は、越前の日源上人が伝えたと言われています。最盛期には矢部川沿いに1700戸を超える紙漉き工房があり、和紙づくりが盛んに行われていました。


なぜ八女には伝統工芸が多いのか?

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これだけ伝統工芸が多い町というのは、珍しいと思います。

江戸時代の初め、初代筑後国主となった田中吉政公は、筑後地方の産業やまちづくりに大きな功
績を残しました。 八女でも福島城の築城や町の発展に力を尽くし、そして八女の伝統工芸が盛ん
になっていったようです。

八女にはきれいな水が豊富にあったことも、理由の一つと思います。仏壇や提灯に欠かせない杉や檜などの木もたくさんあった。さらに昔は、八女は交通の要所だったんですよ。北九州から福岡、そして熊本、鹿児島を結ぶ3号線。そして長崎や大分を結ぶ442号、この2つの道が交わるのが八女だったんです。

これは私の個人的な意見ですが、やっぱり人の気質も大きいと思うんですよ。八女の人には、口数少なくコツコツ地道に努力をするような印象があります。

これ、まさに職人気質でしょう。八女には、そういう方が多いと思いますね。


八女伝統工芸の未来

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職人さんはどんどん少なくなっていますが、悪いことばかりじゃありません。

じつは八女の伝統工芸が、ニューヨークのデザイナーとコラボする事業があります。

数年前からプロのデザイナーと、ニューヨーク美術大学の学生さんたちが伝統工芸について学び、伝統工芸の技術を生かしたデザインを考案しています。

この事業にはニューヨーク近代美術館MOMAが連携し、採用されればMOMAのショップで販売されるということです。

「Made in Yame」と表記されるので、大変楽しみにしています。


祭り期間中の伝統工芸館

伝統工芸館でのイベントは、「竹久夢二展」と「八女軽トラ市」、「仏壇・提灯・和紙・竹細工職人による実演」ですね。

●「竹久夢二展」は、9時〜17時。グラフィックデザイナーの先駆けと言われる竹久夢二の作品をご覧いただけます。

●「軽トラ市」は、22日(日)の9時〜12時まで。物産館ときめきの駐車場に、20台ほどの軽トラが集結します。

●農産物やよもぎ饅頭、また久留米絣や古布で作った雑貨にメダカなど、いろんな方々が出店される予定です。

お買い物していただいた方には、掴んだゴルフボールの数だけ卵をプレゼントする「卵のつかみどり」なども行っています。

また、館内で行われる「仏壇・提灯・和紙・竹細工職人による実演」では、10時〜16時の間、仏壇の蒔絵職人や宮殿職人などが実演を行います。

 

あかりとちゃっぽんぽんで町を散策する際は…

いわゆる白壁の道が昔の往還道になるんですが、京町交差点から西側は、いくつもの仏壇店や提灯店が軒を連ねる「職人の町」となっています。

反対に京町交差点の東側は、お茶屋や糀屋、蒲鉾屋に蒟蒻屋などが並ぶ「商人の町」。

あかりとちゃっぽんぽんでは、たくさんの方が街歩きをされると思います。

白壁の通りを歩くときは、ちょっと気をつけて見てみてください。こういうところにも歴史が感じられて面白いですよ。