八女市9月に開催されます「あかりとちゃっぽんぽん」のまつりをご紹介します。公式サイトです。ぜひ9月八女福島へ、まつりに遊びにお越しいただければ幸いです。

八女福島の白壁の町並み

まつり見どころ

女神様から名が付いた八女は、茶畑や白壁の町家が広がる町

八女といったら、真っ先にお茶が思い浮かびますが、昔ながらの白壁の町家が数多く残る町としても知られています。八女という地名は、日本書紀の「この地方に女神あり、その名を八女津媛といい、常に山中にある」という一説に出てくる女神様の名からついたと聞き、何だか神秘的なものすら感じてしまいます。

全国有数の高級茶である八女茶、日本茶の最高峰である玉露の産地として知られる八女は、肥沃な大地や豊富な伏流水、昼夜の温度差などお茶栽培の環境に恵まれています。車を走らせていると、ところどころに広がる茶畑。はるか一面に広がる茶畑は、県営パイロット事業としてつくられた八女中央大茶園で、広さは約70ヘクタールもあります。一番茶摘みは、4月下旬から5月上旬に行われ、二番茶摘みは6月上旬から6月中旬。町中にお茶の香りが漂う八女も魅力的です。

八女市は、平成18年に上陽町、平成22年に黒木町、立花町、星野村、矢部村が合併したため、それぞれ旧町村の良さを併せ持っているのですが、やはり八女といったら、八女福島の白壁の町並みの印象が強くあります。以前、唐津街道の宿場町として栄えた、とある町の酒蔵の人が「あの町並みを残していたら今はもっと元気な町になっていたのかも」という言葉を漏らしていましたが、八女福島には昔ながらの町家が残り、人々の暮らしが息づいています。

もともと八女福島一帯は、福島城の城下町として、廃城後は久留米藩の商家町として栄えた町。江戸時代、町ではお茶や和紙をはじめ特産品の売り買いが行われ、今も受け継がれている仏壇や提灯などもつくられていたそうです。江戸時代前期は町家の大半が茅葺屋根でしたが、さすがに現在、茅葺屋根は目にしないものの、江戸・明治・大正・昭和の町屋が建ち並び、昭和の中頃までは商店として、現在はどちらかというと住まいとしての町家が数多く存在しています。あたり一帯を歩いていると、八女の伝統工芸品である仏壇、提灯の店がところどころにあります。見るからに歴史を背負った店構えなのですが、八女福島仏壇は、職人さんの技が光る漆や金箔、蒔絵、欄間彫刻などが特長で、それぞれ分業制。ひとつひとつ手作業で行われた丁寧な仕事はため息ものです。今は豪華絢爛な仏壇というよりも小型化傾向にあるようですが、わざわざこの仏壇を求め、八女を訪れる人もいるほどです。

また、日本酒で有名な喜多屋と繁桝の銘柄で知られる高橋商店もここ八女福島で生まれました。

この八女福島の白壁の町並み一帯は、平成14年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、八女の人々によって大切に守れています。この白壁の町並みの魅力を多くの人々に伝えたいと、あかりとちゃっぽんぽんでは、町家でさまざまなイベントを行い、夜は竹灯りと提灯を灯します。いつもは静かな町並みが、この3日間ばかりは、ワイワイガヤガヤ賑わいます。