八女市9月に開催されます「あかりとちゃっぽんぽん」のまつりをご紹介します。公式サイトです。ぜひ9月八女福島へ、まつりに遊びにお越しいただければ幸いです。

黄金の茶室 in HACO  製作陣にインタビュー!

まつりびと紹介

八女の伝統工芸を、コンテナという小さな世界に凝縮させた「黄金の茶室 in HACO」。

製作にたずさわった4人の方々にお話を伺います。

 

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(写真右から順に)

株式会社アズマの代表取締役・中島一嘉さん(設計・建築を担当)

ものづくりで最も大切なのは、柔軟性と思っています。今まで社会に求められていたものや技術が、これからもそうとは限らない。そんな時代に技術をどう活かしていくか、展開していくかが問われてくると思います。このプロジェクトが、職人さんの発想が広がるきっかけになればと思いますね。

また、うちにはコンテナの活用法をアピールしたいという狙いもありました。荷物を運ぶだけじゃなく、コンテナを活用した空間づくりを知ってもらいたい。

黄金の茶室にはエアコンを付けて、居心地の良い空間にしています。今後は災害時の仮設住宅や事務所など、コンテナ活用のいろんな展開を考えています。

 

株式会社おがた佛具店の代表取締役・緒方大輔さん(金箔・欄間などを担当)

プロジェクトが動き出して4〜5ヵ月でカタチにできるスピード感は、このチームならではだと思います。途中で1人でも止めたいと言えばできなかった。このチームで良かったと思います。

このプロジェクトでは僕たちのほかに、たくさんの職人さんに協力していただきました。

職人さんは自分だけの世界を持っていますが、いつもとは違う仕事をすることで職人さんの意識も変わると思うんですよ。これまでとは見せ方も違うし、見てくれる人も違う。黄金の茶室を見た方々に、「職人さんってすごい」と思ってもらえると良いですね。

今回製作した「黄金の茶室」は今後も長く残り、皆に見てもらうことになると思っていますので、一切、手は抜いていません。

 

有限会社井上製作所の代表取締役・井上裕樹さん(建具などの木工事を担当)

他の人から見たら、馬鹿げて見えるかもしれないと思います。コンテナの中に黄金の茶室を作ろうなんて。でも、いい大人が集まって、そんな馬鹿げたことを真剣に話し合い、真面目に取り組みました。

これまでに作ったことのないものでしたが、皆で頑張ればカタチになるというのが嬉しいですね。それと、カタチにできる人たちが周囲にいるという環境が恵まれていると思います。

八女という田舎ですが、人には本当に恵まれています。

 

株式会社アズマ建築板金事業部の春口和輝さん(設計・建築を担当)

コンパクトな空間に詰め込むので、伝統工芸がうまく空間に溶け込むように気を配りました。あくまで主役は伝統工芸なので、照明なども作品を目立たせるよう工夫しました。間接照明で明かりの強弱を調節して、雰囲気を出したりとか。

じつはミニマムにした分、通常の仕事よりも大変な部分が多かったんです。逃げがないので、より繊細さを求められますし。

エアコンなどは目立たないように設置してありますが、その上でさらに金のカッティングシートを貼ったりしています。細かな作業で非現実の世界を創れたと思います。

 

八女が誇る伝統のものづくり。そして、その裏にある職人たちの匠の技。

「黄金の茶室 in HACO」を実際に体験して、その繊細な仕事ぶりに触れていただきたい。