まだ記事がありません。記事が出来次第、アップ致しますのでお待ちください。
毎年、「あかりとちゃっぽんぽん」では大活躍の商工会議所青年部の提灯部会。今年の提灯部会を取り仕切るのは、提灯部会会長の樋口高之さんです。
生まれも育ちも八女という樋口さんにとって、「あかりとちゃっぽんぽん」のお祭りは、どのような意味を持つのでしょうか?
一度は八女を出たものの…
僕は八女で生まれ、八女で育ちました。でも、大学から関西に出て、就職したのは広島の保険会社。
その後、八女に戻ってきましたが、田舎なので「樋口が帰ってきた」っていう話が仲間うちにすぐ広がるんですよ。それで、すでに消防団に入っていた友人に誘われて、まずは消防団に入りました。そうすると、田舎はつながっているわけでして…。
今度は消防団の別の仲間に声をかけられて、商工会議所の青年部にも入りました。青年部に入ったのが29歳の時でしたね。
10年間に渡る、消防団での活動
消防団には10年ほど在籍していました。なかなか理解してもらえないのが辛いところなんですが、消防団ってけっこう頑張っているんですよ。
災害があれば、地域のお年寄りの家を一軒一軒、「大丈夫ですか?」と安否を訪ねて回ります。水害の時は、おばあちゃんをおんぶして運びましたしね。
褒めてもらうためにやっているわけではないけれど、地域のための活動というのは、もっと皆に知ってもらった方が良いと思っています。
地域のために頑張る大人がいるということ
商工会議所青年部の活動も、僕はもっとアピールするべきと思うんですよ。「あかりとちゃっぽんぽん」だって、時間をかけて頑張っているわけです。下準備もあるし、祭りが近づいてきたら、平日を潰して会場設営をしないといけない。
すべて有志を募ってやっています。でも、そんなの誰も知りませんよね。
だから僕は、もっと皆に知ってもらいたいなと思います。
子どもたちにこそ、伝えたい
休日だけでなく、仕事のある平日も、みんなが自分の仕事を放って、地域のために時間を割く。それってやっぱり、八女のためなんですよ。そうでなかったらできないですよね。
自営業のおっちゃんたちが頑張ってやっているんだよと。まずは子どもたちに知ってもらいたい。自分たちの町には、地域のために頑張っている大人がいて、そういう皆の頑張りで支えられているんだと。
祭りもそうですよね。みんな、自分の利益のために動いているわけじゃない。
こんなことを言っていますが、僕はじつは団体行動が苦手なんですよ。
「じゃあ、なんでこんなことをやっているの?」って言ったら、それはやっぱり八女のため、子どもたちのため。子どもたちに、八女の未来をつなぐためと思っています。