八女市9月に開催されます「あかりとちゃっぽんぽん」のまつりをご紹介します。公式サイトです。ぜひ9月八女福島へ、まつりに遊びにお越しいただければ幸いです。

緒方仏壇本店 緒方容栄さん

まつりびと紹介

八女福島の仏壇は漆と金箔の金仏壇。八女の財産として残していかなければならないという思いが強くあります。まつり期間中、マイ塗り箸作りワークショップを開催

緒方仏壇本店 緒方容栄さん

八女福島仏壇は漆と金箔を施した金仏壇が特長で、国指定伝統的工芸品です。国の伝統的工芸品の産地指定条件は、100年前の技術が今も受け継がれていることです。八女の仏壇作りは、木地、彫刻、宮殿、金具、蒔絵、金箔、漆などの分業制で、多い時には1つの部門に100人近くの職人さんがいた時代もありました。今は職人さんの数も減っておりますが、八女福島仏壇の技術を八女の宝物として残して行きたいという思いから、若手の技術継承にも力を入れております。


そもそも仏壇は、毎日お寺に行かなくても自宅で仏さまに手を合わせられるために、お寺の本堂内を縮小して作られたものなのです。昔は、家を出て所帯を持ったり、家を建てたりした時は一番に仏壇を安置し、その後に家財等を運びいれておりました。仏さまに手を合わせ、ご先祖様や日々の暮らしへの感謝、故人が安らかに成仏できるように願う意味でお仏壇を用意していました。未来を担う子供たちに感謝の心を伝えるためにも、お仏壇に手を合わせることは大切だと思います。
仏壇を作っている工房があって職人がいてというのが当たり前だったのですが、いろいろと接していく中で、仏壇を作る技術は素晴らしい、日々コツコツ作業をしている職人を皆さんに知って頂きたいと思い、お客様に工房を自由に見学していただいたり、体験をとおして職人技を知って頂いたりと試みております。


みなさん薄い金箔を見るだけでも珍しく、楽しんで下さるんですよ。マイ塗り箸作りワークショップでは、黄色や緑色を塗り重ねて、最後に赤と黒を塗って仕上げた塗箸を、ご自身で研ぐ作業を繰り返していただき模様を出していきます。研ぎ方によって出る色の感じや模様が異なります。漆は塗っては研ぐ、研いで磨いて研いで磨いての繰り返しで、あの艶が出てきます。その作業を塗り箸づくりで体験して頂きます。皆さん、真剣に取り組んで楽しんで頂いています。また、このお箸は食べ心地がよくて、ずっと使えると好評です。あかりとちゃっぽんぽん開催時の3日間、マイ塗り箸作りワークショップを行います。普段は、職人さんが休みの時はお受けできない場合もあるのですが、4人以上要予約でも受け付けております。


重要伝統的建造物群保存地区である八女福島町ですが、八女に嫁いで30年。住んでいながら知らない事だらけで、八女のことをもっと知りたいと思い、何人かで集まり八女の町を学び、八女の歴史の話を聞くなどするうちに、八女の町並、八女人、八女ってすごくいい町だと再認識するようになりました。それぞれのお店が八女の良さを伝えていければという思いもあり、あかりとちゃっぽんぽんに関わらせて頂くようになりました。燈籠人形も八女の大きな宝物です。それ以外にも八女にはたくさんの工芸品があり、たくさんの職人がおります。また、八女福島町に市外から移住された方や元気な若者の出店も増え、ますます魅力ある町になっていると感じます。


今後も皆さんに何度来て頂いても楽しんでいただける、元気な町【八女】を盛り上げて行きたいと思ってます。